木の家を建てる際のよくある失敗例
自然の温かみが感じられる木の家ですが、メリットばかりではありません。木の家だったからこそ「失敗した…」となるケースもあるのです。ここでは、木の家を建てる際によくある失敗例をご紹介しています。
こんなはずでは…。木の家のよくある失敗例
CASE1.冷暖房効率の悪い家になる
天然木のぬくもりや見た目の美しさを重視するあまり、気密性が低くなり、冷暖房効率が下がってしまうことがあります。素材としての木は断熱性や保湿性が高いとされていますが、実際に住まいに使うにあたっては、間取りの設計や断熱材の導入などについて、事前によく工務店と検討したほうが良いでしょう。
CASE2.毎日の掃除が大変な家になる
たとえばウレタン塗装仕上げなどの場合、無垢材の風合いが強調されつつ肌触りも良いのですが、反面、水分などに弱い傾向があります。塗装方法によって掃除が大変になってしまったという声は、木の家の失敗談として時々聞かれます。
CASE3.傷が付きやすくて汚れが落ちにくい家になる
人工的な素材に比べ、天然木である以上、傷が付きやすくて汚れが落ちにくいことは避けられません。いずれも表面を削って消すことは可能ですが、都度費用がかかることを考えれば、あまり頻繁に施工してもらうことはできないでしょう。あまり極端な傷や汚れは別ですが、一般的な傷や汚れの蓄積については、経年変化による魅力と捉えたほうが良いかもしれません。
CASE4.シロアリやカビが発生しやすい家になる
シロアリは木を好んで食すため、木の家を建てる際には、何らかの対策が必要になるでしょう。また、水周りなどの湿気がたまりやすい場所や窓の近くの結露が生じやすい場所には、カビが発生することもあります。あわせて対策を考えておきたいものです。
CASE5.思ったより高額な家になる
工務店と打ち合わせをしていく過程で、つい予算を顧みず、より良い木材やより良い仕様を追求してしまい、結果として予算よりも高額になってしまうケースがあります。木の家に限った話ではありませんが、家づくりをする際には予算、および許容できる予算オーバーの範囲をしっかりと決めておくべきでしょう。